2-3. 現場での作業ミス

■作業精度の重要性

在庫がズレる最も分かりやすい原因として挙げられるのが、入出荷時の作業ミスです。

例えば、「品番Aのアイテムを100個」という出荷指示に対して
  • 異なるアイテムを出荷してしまった
  • 異なる数量を出荷してしまった

といった作業ミスが発生すれば在庫はズレてしまいます。

現場での作業ミスもちろん誤出荷ですから、クレームも発生します。
在庫が狂うだけでなく、トラブルにも繋がります。
このように、現場での正確な入出荷作業が、在庫を正確に把握しスムーズに業務を進める大前提となるのです。

■作業ミスを分類分けする

正確な入出荷を行うにはどうすればよいのでしょうか?
その第一歩として、現状の把握が大切です。

まずは、自分達の現場ではどのようなミスが発生しているかを確認します。
これまで発生したミスやその原因を列挙し、分類分けしてみてください。
アイテムの大きさや広さ、保管方法によっても、ミスの内容は違ってきます。
しっかりと原因を洗い出してください。

[分類例]
アイテム違い
  • 似た外見のアイテムとの取り違え
  • 近い品番のアイテムとの取り違え
  • 棚入れミス(※)
数量違い
  • カウントミス
記入ミス/入力ミス
  • 品番の記入ミス・入力ミス
  • 数量の記入ミス・入力ミス
集計ミス
  • 計算間違い
伝票添付ミス
  • 納品書とピッキングリストの取り違え
  • 納品書とモノの取り違え

※固定ロケーションと呼ばれるアイテムごとに棚を決める運用において入庫時に違う棚に入れると誤出荷に繋がる。

可能であれば、それぞれの発生件数も確認してください。
どのミスを優先的に対応しなければならないのかが明確になります。

■ミスの発生を防ぐには

発生するミスが明らかになれば、防止策を検討しましょう。
記入ミス/入力ミスを防ぐために、

  • 品番には数字に間違えやすい、I(アイ)やO(オー)は使わない

というルールを導入されいてる企業もあります。

また、目視検品に頼らざるを得ない作業では、

  • 現物や棚に大きく品番や品名を表示する
  • 表示するシールや用紙の色を変える
  • ピッキングリストに納品書番号を大きく表示する

などの、作業者を支援する工夫されている現場もあります。
出来るところからで良いので、防止策を考えてみてください。

■ミス防止に有効なバーコード運用

バーコード検品でミスを防止!やはり作業ミスを防ぐ上で、もっとも効果が出やすいのがバーコード運用です。
バーコードQRコードを読み取ることで、品番の入力ミスは無くなります。
在庫管理システムと連動すれば、集計ミスも無くなります。
また、出荷指示データをシステムに設定すれば、バーコードを読み取った際に、アイテムの照合をおこなう「バーコード検品」も実現できます。

バーコード検品では、指示にないアイテムを読み取るとエラーが発生します。
アイテムの取り違えを防止します。

もちろん、バーコードを導入すれば誤出荷が完全に無くなるわけではありません。
しかし、作業品質の向上に実績の多いツールです。
活用を検討してみるのもよいでしょう。