3-1. 基幹システムの在庫管理とは

■基幹システムの在庫管理とは

企業には、売上を上げる為の中心的な業務があります。
受発注や売上・請求、在庫管理。
製造業ならば生産管理もあるでしょう。
こうした「売上を上げる為の一連の定型業務」を処理するのが基幹システムです。

基幹システム基幹システムが持つ在庫管理は「売上・請求」を中心に考えられています。
売上を立てれば在庫が減り、仕入れを立てれば在庫が増えます。
売上や仕入と連動して在庫が変動するのです。

売上処理が、
< 商品コード+数量+金額 >
で処理されているならば、基幹システムの在庫情報は
< 商品コード+数量 >
といった商品コードによる「総数」で管理されることとなります。

一方、物流用の在庫情報には、効率的な作業導線を指示するための「ロケーション(棚番)」や、在庫の鮮度管理やトレーサビリティ向上のための「ロット」が必要になる場合があります。

しかし、そうした情報は基幹システムでは扱うことは稀です。
特に、ロケーションを基幹システムで扱っているシステムは殆どないでしょう。
何故なら、売上処理には関係のない、それら情報を営業部門に入力させるべきではないと考えられているからです。
基幹システムでは、まず「売上・請求」業務がスムーズに流れるよう設計されており、そうあるべきでしょう。